無添加・オーガニックヘアジェルのまとめ

今回は「無添加・オーガニックヘアスタイリング剤厳選シリーズ」の「ヘアジェル」編です。

「無添加・オーガニック」のヘアジェルはそれほど数はありませんが、各メーカーからいくつか発売されています。
当ページでは、それらのジェルの成分内容から「本当におすすめできるオーガニックジェル」を厳選しました。

無添加・オーガニックに対しては様々な情報・意見・考え方がありますので、「何が安全で何が危険か」ということをはっきり断言することは出来ません。
ですが、「少なくとも自分が納得できるもの」を使いたいというのが、誰しも想うところだと思います。

当ページでは私なりの基準(けっこう厳しめ)で、ヘアジェルを選別しています。
ヘアスタイリング剤は髪の毛に毎日のように付けるものですから、私と同じように「より安心安全なものを選びたい」という方の参考になれば幸いです。

※天然由来だからといってアレルギーが出ない訳ではありません。むしろ天然由来だからこそハッキリとアレルギーが出る人もいます。
敏感肌の方は、ご自身の体質に合わせて慎重にお使いください。

無添加・オーガニックヘアジェルの基準

当ページでは、「無添加・オーガニックヘアジェルの基準」を全成分内容を調べて判断しています。
割と厳しめの基準だと考えていますので、「無添加」「オーガニック」を謳っていても、当ページの基準をクリア出来ていないものは除外しています。

下記が私の「無添加・オーガニックヘアジェルの基準」です。

合成ポリマー

合成ポリマーは「スタイリング力」を考えた時には重要なものですが、なるべくなら無いほうが良いと考えています。
頭皮への影響はあまり無いと言われていますが、当ページでは合成ポリマーが含まれているものはNGとしました。

防腐剤

防腐剤は化粧品の中でも厄介な成分の一つです。
スタイリング剤が「腐らない」ようにするためのものですが、その防腐剤がアレルギーの原因になる危険もはらんでいます。
メーカー側も入れざるを得ない場合もあるでしょうが、どんな防腐剤を使うかでメーカーの本気度を測ることも出来ます。
当ページで下記の防腐剤を使用しているヘアジェルは除外することとしました。

「フェノキシエタノール」「パラベン(パラオキシン安息香酸エステル類)」「安息香酸ナトリウム」「ヒノキチオール」「デヒドロ酢酸ナトリウム」「グルコン酸クロルヘキシジン」等が含まれているものは「NG」としました。

「フェノキシエタノール」はオーガニック系では良く使われたりする防腐剤です。
しかし、フェノキシエタノールもパラベン同様の危険性を指摘する声もあり、避けたい成分の一つだと私は考えています。

合成界面活性剤

もちろん合成界面活性剤が入っているものはNGとしました。

その他合成化学物質

他にも気をつけるべき合成化学物質は沢山ありますので、それらは除外しています。
(キリがないので紹介は省かせていただきます。)

このページでは「成分から見た客観的判断」により、ヘアジェルを選別しています。
「判断基準に適合しているから絶対に良いもの」とか「基準に適合していないから悪いもの」というわけではありません。
その点はご了承ください。
ただ、同じ考えの方の参考になるよう分かりやすくまとめているつもりです。

無添加・オーガニックヘアジェルの候補

それではまず、「無添加」や「オーガニック」を謳っている主な「ヘアジェル」をリストアップしてみましょう。

それではこの中から「当ページの基準」をクリアしなかったものを除外します。
下記がクリアできなかったヘアジェルです。

クリア出来なかったものの方が多いですね。
これらのヘアジェルを除外した理由を見ていきましょう。

除外ヘアジェル

・ジョンマスターオーガニック　シャインオン

人気ブランドのジョンマスターオーガニックのヘアジェルです。
「メチルアミドセルロースガム」は出来れば避けたい成分です。

・ジョンマスターオーガニック　O&Sスタイリングジェル

防腐剤の「安息香酸Na」「ソルビン酸K」は出来れば避けたい成分です。

・ロゴナ メンズ　スタイリングジェル

ドイツのブランド「ロゴナ」のヘアジェルです。
合成界面活性剤の「ヤシ油アルキルグルコシド」は出来れば避けたい成分です。

・アヴェダ　ジェル ファーム ホールド ジェル

多くのオーガニックコスメを発売しているアヴェダですが、残念ながらウェブ上に成分表示がされていません。
法律により実際の商品には全成分の表示が義務付けられていますが、ネット上ではまだ義務付けられていないのが現状です。
ネット上の取引では消費者は商品を手にとって見れませんので、多くのメーカーが成分表示をウェブ上で行うのが普通とはなっています。
それはメーカーにとって、消費者に対する最低限の「責務」ではないでしょうか。

ウェブ上の成分表示を怠っているということは、「信用・信頼」という面で評価はかなり低くなっていまいます。
仮にオーガニックなものを使用していたとしても、現時点ではアヴェダは信用に足るメーカーではないと判断し除外することとしました。
今後の改善に期待したいところです。

・サンテ　ナチュラルスタイリングジェル

ドイツの低価格オーガニックコスメ「サンテ」のヘアジェルです。(購入は輸入代行業者からになります。)
合成界面活性剤の「ココグルコシド」は出来れば避けたい成分です。

・Kinky-Curly　ナチュラルスタイリング ジェル

アイハーブで販売されている「Kinky-Curly」のジェルです。
防腐剤の「ソルビン酸カリウム(potassium sorbate)」は出来れば避けたい成分です。

・ジョバンニ　ナチュラル ヘアスタイリングジェル

アメリカの人気オーガニックコスメ「ジョバンニ」のヘアジェルです。
合成ポリマーの「（ＶＰ／ＶＡ）コポリマー」「ヒドロキシエチルセルロース」、防腐剤の「フェノキシエタノール」は出来れば避けたい成分です。

・ジョバンニ 2chic スタイリング ジェル

合成ポリマーの「アクリレーツコポリマー」「カルボマー」、防腐剤の「フェノキシエタノール」「デヒドロ酢酸」は出来れば避けたい成分です。

・ユメドリーミン　ヘアジェル

ユメドリーミンのヘアジェルも成分表示がネット上でされていない為に除外しました。

・ファファラ スタイリングジェル

スイスのブランド「ファファラ」。
合成界面活性剤の「ココグルコシド」は出来れば避けたい成分です。

ということで、残ったヘアジェルは下記の4つだけになりました。

これらのヘアジェルの成分を見ていきながら一つずつ紹介していきます。

無添加・オーガニックヘアジェル

・ロゴナ　ヘアスタイリングジェル・バンブー

50mlで1,800円ほど。1mlあたり約36円。
ドイツのナチュラルコスメのパイオニア「ロゴナ」のヘアジェルです。
スタイリングのみだけでなく、ヘアケアも同時に行えます。
固まりすぎず、ウェーブもしっかり出すことができます。

・オーブリー チア へアジェル

237mlで2,300円ほど。1mlあたり約10円。
オメガ3が豊富なチアシードオイル、熱やダメージから髪を守るキノア種子エキス、髪にハリ・コシを与えツヤを出すパンテノールが配合されています。
ゆるやかなスタイリング力で髪をまとめてくれます。

・ラヴェーラ ヘアスタイリング ジェル

100mlで1,000円ほど。1mlあたり約10円。
オーガニックのバンブーエキスとグリーンティーを配合し、ヘアケアしながらナチュラルにセットすることができます。
固めずほどよいホールド力でスタイリングが可能です。

・CACメンブレン　ヘアジェル

120gで3,200円ほど。1gあたり約26円。(2g x 60包の個別包装タイプです)
スタイリングとトリートメントが同時に出来るCACのジェルです。
ベタつかずに自然なツヤでスタイリングが可能。個別包装なので清潔に使うことができます。

まとめ

今回は「無添加・オーガニックヘアジェル」をまとめました。
私の基準で選びましたので、厳しめの選定になってるかと思います。

しかし、「自分が納得できる基準」というのはそれぞれ違うものです。
当ページでは全成分内容を表示していますので、それを参考に「自分に合ったスタイリング剤」を探されてみてください。

この記事がオーガニックスタイリング剤を探す皆さんの参考になれば幸いです。
ありがとうございました。