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ウイスキー

元バーテンダーによるウイスキー初心者のためのコラム。

投稿日:2016年7月29日 更新日:

「ウイスキーに挑戦してみたいけど、何から飲んでいいか分からない。」
「種類がありすぎてどうしていいか分からない。」
そんな時に、元バーテンダーの私が「ウイスキーを飲む前にちょっと知っておくとよい予備知識」をコラムとしてまとめてみました。

ウイスキーってどんなお酒?

穀物から作られた蒸留酒

ウイスキーとはとても簡単に言いますと

・穀物(麦やトウモロコシ等)を原材料としている
・蒸留する
・樽で寝かせる

というお酒になります。
かなり簡単に言っていますが、この中でも「樽で寝かせた」という所が最大の特徴になります。

香りを楽しむお酒

ウイスキーは樽で寝かせたりことにより非常に豊かで複雑な香りのするお酒です。
味もさることながらこの香りを楽しむお酒と言えるでしょう。

ロート
口をつける前に存分に「香り」を楽しみましょう。

アルコール度数が高い

ウイスキーはアルコール度数が40%以上であることが決まっています。
ですのでお酒が弱い方には敬遠されがちです。
しかし水で割ったり、ソーダで割ったり、はたまたジュースやミルクで割ることも可能な万能なお酒なのです。
色んなスタイルで楽しめるのがウイスキーの魅力の一つです。

変化を楽しめるお酒

ウイスキーは水を加えることで劇的に味や香りが変わるお酒です。
たった一滴入れるだけで変わってしまうほどです。
自分の好みにするにはどれくらい水を加えるか、それを探るのもウイスキーの楽しみ方の一つです。

ロート
ストレートで飲む時には水を1滴ずつ「加水」しながら飲むこともあります。

世界中で様々なウイスキーが作られている

ウイスキーは世界中の地域で作られています。
よって様々な風味のウイスキーが存在し、その中から自分好みの一杯を探す楽しさがあります。
さながら世界中を旅しながら自分だけの一杯を探すようなワクワク感があります。

>>ウイスキー地域別の解説はこちら➡︎『ウイスキー生産地域ごとの特徴』

ロート
これほど横にも縦にも広く深いお酒はワインとウイスキーぐらいでしょう。

製造に時間がかかる

スコッチの場合は3年以上樽で熟成したものでないとスコッチウイスキーと呼ぶことはできません。
10年以上の物なんてザラにあります。
それだけ長い時間をかけて作られたウイスキーを飲むとロマンを感じずにはいられません。

ロート
12年ものを飲む時は、「12年前自分は何をしていたか」を思い出しながら飲んでみましょう。

コストパフォーマンスが良い

長い時間をかけて作られるウイスキーですが意外と安く飲むことができます。
なぜなら一杯単位で注文することができるからです。
いいワインですとボトルで頼まないといけなくなるので高くつくのですが、ウイスキーだとボトルで何万円もするものが一杯数千円で飲めてしまうのです。

ロート
一杯数千円は高いですが、最高の贅沢でもあります。1〜2杯で済ませば大した金額にはなりません。

少ない量で満足できるので悪酔いしにくい

ウイスキーは一杯30mlほどです。
少ないと思われるかもしれませんが、アルコール度数が高いのでチビチビ飲んで丁度いいのです。
また非常に質の高いお酒ですので「量より質」を楽しむことが出来ます。
少しの量で満足度が高いのも特徴です。
意外にワインや日本酒を大量に飲むよりは総アルコール量は少なかったりします。

初心者向けウイスキーの飲み方

ロックなのかストレートなのか

ウイスキーを飲む時、初心者の方にはロックをおすすめしています。
ロックの方が、少し飲みにくい部分を紛らわせてくれるからです。
ウイスキーの複雑な味わいをそのまま楽しむならストレートです。

>>ウイスキーの飲み方解説はこちら➡︎『ウイスキーの飲み方はストレートなのか?〜飲み方の種類第1回〜』

ロート
私も最初はロックでしたが、ストレートの良さが分かってからは基本ストレートで飲むようになりました。

割って飲むのか

水割り、ソーダ割り(ハイボールのこと)が基本です。
またどれくらの割合で割るかや、氷を入れるか入れないか等バリエーションはかなり多くあります。
初心者の方にはウイスキーに慣れるまでは、割って飲むこともおすすめしています。
カクテル好きの女性でもジュース割りからウイスキーの魅力に気づく人もいます。

慣れることが必要

人間の味覚には慣れが必要です。
子供の時は苦いものが駄目でも段々と慣れていき、大人になるとビールやコーヒーの苦味を美味しいと感じてくるかと思います。
それと同じでウイスキーの複雑な味わいを楽しむ為には慣れが必要です。

私も最初はウイスキーを飲めなかったのですが、仕事の都合で飲んでるうちに虜になっていました。
最初はパンチが強すぎると感じるかもしれませんが、少しだけ我慢して飲み続けてみてください

ロート
他のお酒を飲んだ時に「物足りない」と思い始めたら、ウイスキーにハマりかけてます。ご注意を(笑)

一流のものを飲む

これは初心者の方によく言うのですが、あえて一流のいいウイスキーを飲んでくださいということです。
最初に安物のウイスキーばかりを飲んでいたら、中々ウイスキーの魅力は分からないと思います。
人は一流のものに触れた時に虜になってしまいます
これは音楽でも食べ物でも何でもそうだと思います。

最初にいいものに出会うかどうかで好きになるかが決まるのです。
ただ、多少慣れる必要もあるので、慣れるまではミドルクラスのものを飲み、慣れたら少し奮発して一流のものを飲んでみてください。

最初の方は安ウイスキーをロックなどで飲むのはオススメできません。
それではウイスキーの魅力を理解するのは難しいでしょう。
安ウイスキーはハイボールでビールのようにグビグビ飲むというのが美味しいのです。

「美味しい!」ではなく「すごい!」と思えるお酒

一流のウイスキーを飲んだ時に私が思うことは「すごい!」です。美味しいのではなくすごいのです。
もちろん美味しいのですが「すごい」と思えるようなお酒は他に中々ないと思います。

とても複雑な味わいや香りが何層にもなって、次から次に襲ってくるあの感じは、思わず「すごい!」となってしまうのです。
これを一度経験してしまうと、もう抜け出せません。

ロート
すごいウイスキーに出会った時は、香りだけでやられてしまってなかなか口をつけられない時さえあります。

いいウイスキーはお店で飲みましょう

これは断定はできないのですが、いい(高い)ウイスキーは家で飲んでもあまり美味しくありません
とても不思議なのですが、どのウイスキーバーテンダーに聞いても「自宅ではいいウイスキーを飲まない」と言います。

人間の味覚は様々な要因で変化しますので、「コンデション」「気の持ちよう」「雰囲気」、またバーデンダーの会話で全く違う味覚になるのです。

値段的には酒屋でボトルを買って家で飲む方が安くつくのですが、お店で飲んだ時とのギャップでがっかりする可能性は高いと思います。
家では安いお酒をグビグビ飲むのが美味しいのです。
買っても1万円以下のミドルクラスぐらいまでが良いでしょう。

それでも、もしご自宅で良い飲み環境を整えられるなら大丈夫でしょう。
暗めの照明で、少しいい音響でジャズを聞きながら飲むウイスキーは最高です。
間違ってもテレビなど見ながら良いウイスキーを飲まないようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
ウイスキーを楽しむための予備知識」を簡単に説明してみました。
しかし、何はともあれ飲んでみないと始まりません

ぜひバーに行ったり、ウイスキーを購入するなりしてウイスキーライフを楽しんでみてください。


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