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元バーテンダーが初心者にオススメする定番ブレンデッドスコッチ6選

定番のオススメスコッチブレンデッドを6本ご紹介

こんにちは。
今回は元バーテンダーの私が『ウイスキー初心者が飲んでおくべきスコッチブレンデッドを6本』ご紹介します。

この6本は最低限飲んでおくべきものを選んでおります。
本当はもっと選びたい所なんですが、キリがないので6本に厳選しました。

この6本、正直言って普段私はそれほど飲みません・・・。
すごく美味しいというよりは飲んでおくべきウイスキー」といったところでしょうか。
もちろん美味しいのですが、色々なウイスキーを知ってしまうとあまり飲まなくなる銘柄かもしれません。

しかし、おすすめする理由もちゃんとあります。
それは・・・

[どこにでも置いてある]
品揃えが少ないバーでも、どれか1本は置いてあります。

[安い]
安いので予算がない時でも気軽に飲めます。
家飲み用にもオススメ。

[飽きがこない]
シンプルな味わいで飲みやすく永遠のスタンダードです。

[有名なので飲んだことがないと恥ずかしいかも]
恥ずかしいことはないかもしれませんが有名すぎるので、一度は飲んでおいたほうがいいかと・・・。

[ハイボールにちょうどいい]
角ハイよりもちょっと贅沢ハイボール。けっこう美味いです。

となります。
こうやって見るとけっこういい所多いと思います。

「ブレンデッドて何?」という方はこちらで解説しています。
➡︎ウイスキーの種類を理解して楽しもう!

ブレンデッドはコストパフォーマスンスに優れ、飲みやすい味わいなので初心者はここから飲んでみるといいと思います。
それではご紹介します。(バーでの一杯の値段はあくまで参考価格です)

バランタイン ファイネスト

言わずもしれた超有名銘柄バランタイン」の最も安いクラスのものです。
とにかく安いです
しかしバーでは1杯の最低料金設定がありますから割高になります。(原価計算からすると本当は一杯300円くらいになるでしょうか。)

酒屋で1本1,200円くらい。
バーで1杯550円〜くらいでしょうか。

意外にクセがあって複雑な味わいです。
ウイスキー初めてだとちょっときついかもしれません
しかし、その分飲み慣れてる人でも飲めたりします。

特にハイボールにすると「え、意外においしいな!」と思います。
その独特のクセがちょうどいいアクセントになるんです。

しかし、バーで飲むのはコスト的にどうでしょう・・・
2杯飲めば酒屋で1本買えてしまいます(汗)
私もバーテン時代はさすがにオススメできませんでした。
値段的に申し訳なくてですね。

バーで頼むとすればボトルキープして「私は飲まないけどスタッフさん用で自由に飲んで」という頼み方の人が多かったと思います。
スマートな大人の頼み方ですね。
しかし、家飲み用には最高の1本だと思います。

ちなみに上のクラスには銘酒がたくさんありますが、値段や味のことを考えると
・バランタイン 17年
最もバランス良くおすすめできるものかと思います。
これは美味いとしか言いようがないお酒ですね。

シーバスリーガル 12年

シーバスリーガル12年は飲みやすく安定した美味しさのウイスキーです。
上の年代の方にかなり人気があります

酒屋で1本2,500円くらい。
バーで1杯600円くらいです。

嫌な味わいがないので、気軽に飲める感じですね。
水割りなんかも美味しいです。
時々飲み放題のお店で使われてたりして、思わず「いいの?」という感じになります。
その時はもちろん飲みまくります(笑)

またこの値段帯で年数表示があるのはいいですね。
安いウイスキーは通常は若いウイスキーもブレンドするのですが、12年もの以上でブレンドしてるのは驚きです。
アルコールの嫌な刺激が少ないのは、そのおかげかもしれません

日本限定でミズナラ樽後熟バージョンもあります。
こちらはさらに飲みやすくなってますので、けっこうおすすめです。
値段も少ししか高くなってません。⬇︎
・シーバスリーガル ミズナラ12年

ジョニーウォーカー ブラック 12年

通称「ジョニ黒」。
世界で最も売れてるウイスキー「ジョニーウォーカー」の黒ラベルです。
ジョニーウォーカーには安い順で「赤→黒→緑→金→プラチナ→青」というラインナップがあります。(他にもありますが、スタンダードなラインナップです。)

このジョニ黒は、まだウイスキーの関税が激高だったころの高級酒になります。
当時で1本1万円くらいだったそうで、その時を知る年代の方からすると「憧れのウイスキー」だそうです。

今は酒屋で1本2,500円くらい。
バーで600円〜くらいです。

いい時代となったものです。
私はジョニ黒は今回の6本の中で一番好きです。
飲みやすくもあり、それでいて濃厚さもあるのでハイボールにすると最高です。

ジョニ黒にはダブルブラックというラインナップもあるんですが、実はこれがハイボールにすると絶品です。
通常の黒より濃厚なのでパンチの効いたハイボールを作ることができます。
バーには置いてないこともあるので、家でハイボール飲むならダブルブラックが一押しですね。
値段も少し高いくらいです。⬇︎
・ジョニーウォーカー ダブルブラック

フェイマスグラウス ファイネスト

フェイマスグラウス ファイネストは有名なシングルモルトのハイランドパークがブレンドされてることでも知られています。
ハイランドパーク由来の独特の味わいが特徴ですね。
なんと言いますか、ピートではないスモーキーさがある感じです。

酒屋で1本1,500円くらい。
バーで1杯600円くらいです。

ちょっと独特なので好き嫌いは分かれるかもしれません
あと、バーでは通な人が最初にハイボールで頼むイメージがあります
入店されて最初にメニューも見ずに「フェイマスソーダを、レモンピール付きで」なんて言われたら、「おっ、こだわりの強い人かな」なんて思ってしまいます。

フェイマスソーダからハイランドパークを飲む流れはお決まりの流れといったところです。
ハイランドパーク好きの人は家飲み用には安いフェイマスがいいかもしれません

オールドパー 12年

ひと昔前の「ザ・高級ウイスキー」です。
田中角栄さんなど歴代の総理大臣に愛飲されていたことで有名です。
今回紹介する中では少し高いんですが、ブランド力がありますね。
特に上の年代の方たちから支持は高いです

酒屋で1本3,500円くらい
バーで一杯800円〜くらいです。

味ももちろん美味しいですが、やはりオールドパーというブランドが先に立つウイスキーかなと思います。
50代後半から上の男性への贈り物としてはうってつけだと思いますよ。
上司とバーに行って「オールドパー」を頼むと、一目置かれるかもしれません。
逆に「美味いから飲んでみろ」なんて言われたら、知らないふりをして上司を立てましょう(汗)。
また、50ml多い750mlなのは地味に嬉しいところです。

デュワーズ ホワイトラベル

なぜかバーテンダーが他のバーに行った時にハイボールでよく頼むお酒です。
一人で入ってきたお客が「デュワーズソーダを」なんて言ったら一気に緊張感が高まってました(笑)
同業者のお客というのは緊張するものです。

バーテンダーは他のバーでは凝ったカクテルなどは頼みません。(修行中で勉強の為に頼んだりはしますが)
ですのでジントニックやデュワーズソーダなどを頼んだりします。(ジントニックはそのバーテンダーの実力が出やすいので、力量を試されるカクテルです)
また、簡単なものじゃないとバーデンダーが大変だろうという配慮もあります。

酒屋で1本1,300円くらい。
バーで1杯600円くらいです。

利率もいいのでバーとしても注文されると助かります。
一般のお客さんは注文した後に、変に警戒されないよう気を付けましょう(笑)
もちろん味も美味しいです。
リーズナブルな割にはスパイシーでクセがあるので、ハイボールには最適ですね。
好き嫌いは分かれるかもしれません

まとめ

いかがだったでしょうか?
6本は多すぎるという方にはとりあえず上から3本を飲んでみることをおすすめします。
・バランタイン ファイネスト
・シーバスリーガル 12年 700ml
・ジョニーウォーカー ブラック 12年
・フェイマスグラウス ファイネスト
・オールドパー 12年
・デュワーズ ホワイトラベル
また今回紹介しきれなかった入門用定番ブレンデッドスコットもリストアップしておきますね。
興味があればぜひ飲まれてみてください。


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